JR飯田線は日本一長いローカル線として多くの鉄道ファンの知るところですが、その一部区間でなんと人との競争に負けてしまうという、これまた有名な話。標高差70m、距離にして2キロ足らずの超ショートコースですが、お遊びとしては上々でしょう。
▼エリア 長野県飯田市 ▼該当地形図 国土地理院2万5千分の1地形図 「飯田」 国土地理院5万分の1地形図 「飯田」
▼車で 飯田IC下車 ▼公共交通機関で 高速バス「飯田駅前」下車 飯田線「下山村駅」下車
飯田線は飯田市内をU字型に走っています。地形と街の中心地の位置からこうなったのでしょうが、この区間をまたいで乗車する人にとっては、つまりは回り道。直線距離で2キロ程度を11キロも回るんですから・・・乗車賃だって余計に掛かるよ・・・。 そんなわけで人と電車の競争が成り立つわけです。競争は、下山村駅で下車後、伊那上郷駅まで走って行います。電車は下山村駅から鼎駅、切石駅、飯田駅・・・と大回りして走っていますので、電車よりも早く伊那上郷駅に到着できれば「勝ち」というわけ。 電車はダイヤによって、15分前後から30分程度で走ってきます。となると、一番速い電車と競争しても、しかも坂道であっても、自転車なら楽勝です。 多くの人が挑戦するのは「走り」ですから、自転車で勝つのは当たり前・・・。しかし、自転車乗りとしては、自転車で勝負したいところ。そこで・・・ 輪行もいれて勝負するのはいかがでしょう? 自転車で走るもよし、輪行袋のハンディをつけるのもよし、ただ走るのもよし・・・、 バカげた挑戦待ってます(笑)。
▼下山村駅〜東中央通交差点 (地図:A区間) この区間は平坦ですから楽ちんです。 国道151号線は交通量が多いのでご注意。 ▼東中央通交差点〜加賀沢橋 (地図:B区間) 東中央通交差点を右折後、睦橋で左折し、川に沿って北上。 <ポイント>睦橋を渡らず手前で左折し、同じ川沿いでも左岸の道を走ると車が少なく安全です。 ▼加賀沢橋〜高松交差点 (地図:C区間) この区間が最大の難所。坂道をいかに登るかが勝敗を分けることでしょう。車が多いので注意。 ▼高松交差点〜伊那上郷駅 (地図:D区間)ここまできたらあと少し。踏み切りの音が聞こえてきますよ。あっ、聞こえていたら遅いか・・・輪行袋に入れる時間がない。