泳げないのにトライアスロンに2008:07:07:23:58:54
たぶん、小学校のときの水泳部がトラウマなんだろうな。泳ぐのはあまり好きではありません。
隊長は、泳げないと困るだろう?とスイミングクラブに通わせてもらっていたおかげで、そこそこ泳げた小学生でした。
通っていた小学校では、夏休みの間だけ出来上がる即席水泳部ってのがあったのですが、部員は全て選抜。大会にでるためだけに、夏休みに泳ぎが速い子だけを集めるって寸法です。今思えば変な部活。
自分も選ばれし数人に入り、すごく誇らしげに練習に参加したのですが・・・世界は広かった。
みんなものすごく速いの。しかも練習量も半端じゃなく、ついてゆくので精一杯。いや、全然ついてゆけず、最初から補欠確定。
どうも、自分が通っていたスイミングクラブは、今思うとセレブっぽいところだったんだよね。もちろん温水プールで、優雅な音楽が流れてて、裕福そうな大人がのんびり泳いでいるようなスポーツクラブでした。
一方、小学校の近所にあったスイミングクラブは有名選手も輩出するような、完全に競技系だったと思うんですよね。確かに、そちらに通っていた弟は自分よりも断然速かったし、彼は今でも泳ぎが得意なのだ。
というわけで、完全に場違いな状況下で、苦渋の日々を過ごすことになった隊長。なんで普通の人より泳げるはずなのに、こんなに苦しまなきゃいけないんだろうなぁ・・・と小学生ながら夕日に向かって黄昏てました。
しかも、さらに追い討ちをかけたのは、午前中に水泳部の地獄の練習が終わってからの午後、もともと熱を上げてたサッカー部の練習。こちらが本命なのに、最初からヘロヘロでレギュラーの座も遠のくことに・・・悲しすぎる。
二足のわらじは履くまい・・・、二兎追うものは・・・と小学生ながら深く悟った悲しい夏休みの思い出です。
・・・・というわけで長くなりましたが、このようなワケから、泳ぎがあるトライアスロンは隊長とは全く縁の無いスポーツでした。ところが、そのトライアスロンの大会に来ています、ここは野尻湖。
腕にはマジックで数字が掛かれ、囚人のような気分で湖を眺めています。
実は、野尻湖のトライアスロン大会は昨年からリレーの部があるのです。会社の人がトライアスロンを始めたいと言い出したのが昨年。
うちの会社には駅伝の元選手がいて、自分も自転車に乗れるので、じゃあ、最初はリレーぐらいから出る?ってな具合に話は弾み、ここ野尻湖に来ることになりました。
でもね、見ている分には楽しいの、トライアスロン。泳がないとなると、こんなに気楽な参戦もないな。自分は45キロの自転車に集中していれば良いので、映像でしか見たことの無かった競技を間近で見ることができて、ほんと良かった。
トライスリートってのは凄いねー。なんか、自分も出たくなっ・・・りませんでしたけど、感動しました。
ところで、なぜ、腕にマジックで数字を書くのかは、前日の説明でもあったけれど、「リレーの部はトライアスロンごっこ(主催者談)」なので、これで良いんです。そう、リレーといえども、同じコースでフルの選手に混じって競技ができるので、雰囲気はばっちり味わえます。こりゃ良いね。
泳がないトライアスロン最高っ!また出よ。
●関連:訓練記録「泳げないのに野尻湖トライアスロン」