紅葉の和知野川へ松茸サイクリング2008:11:10:00:34:07
すっかり秋色に染まった南信州の伊那谷。
あいにくの曇天で、初冬の訪れすら予感される寒空の下、相も変わらず自転車好きな面々が集まって、天龍村の和知川キャンプ場を目指しました。天竜川支流の和知野川は、阿南町と天龍村の境を流れる清流で、天竜川との合流点には、JR飯田線の秘境駅のひとつ、為栗駅がある山間の地。
今日は、坂隊エンデューロ第二弾の予定をしていたところ、諸諸事情で延期となったため、代わりにサイクリングに行こうってことで開催されたのですが、前もって準備をしてともなると、"何か"をせずには居られない我々ですから、食材を背負って出かけるサイクリングと相成りました。
エンデューロの賞品として予定されていた"松茸"が出てくるかもしれぬ?ってことで、題して「松茸サイクリング」へ一路、出発だっ!
朝8時半、JR飯田線天竜峡駅に集合した一行は、思いっきりでっかいザックから出てきた、野菜や肉類、餅、キャンプ道具などをそれぞれの袋に分割して背負い、二手に分かれて出発。
走りたい元気なグループは遠回りしながら標高を稼ぐコースへ。のんびり行きたいグループは、最短コースの県道1号線を南下します。荷物のでかい隊長もこちら。ただ、みなさんに分担していただいたおかげで、ちょっと余裕。乗鞍へ大鍋を担ぎ上げた伝説の?オフ会で免疫もできたし。
色とりどりの木立の中を駆け抜ける県道1号線。晴れ空だったらどんなにキレイだったろうと思うと、ちょっと悔しいところですが、目の保養と心の浄化には十分。いつも以上に閑散とした山道を、おしゃべりしながらノンビリと走ります。
泰阜村、泰阜北小学校あたりの最後の上り坂をやっつけた頃、廃品回収で遅れて出発された隊員さんが合流、続いて、遠回りグループも合流して、それなりの集団で阿南町入り。
阿南町の不思議な名前のスーパーで、さらに食材を仕入れて、本日の目的地である和知野川キャンプ場へはあともう少し。和知野川では、夜勤明けの隊員さんも合流して、賑やかな野宴会がはじまるのだ。帰り道は、隣接の駅から輪行なので、飲んじゃうもんねー。
ってなわけで、ほどなく和知野川キャンプ場へ到着した我々は、寒い寒いと言いながら、鍋をつまんで、餅を焼いたり、肉を焼いたり、パンケーキを食べたりしながら、山梨産ワインを飲んで、熱燗をやりました。美味しかった。途中、夜勤明けの隊員さんが薪を持ってきてくださったので暖もとることができて、ラッキー。
そして、本日のメインディッシュというか、無理やり、ねだったというか、隊員さんのおひとりが持参された、松茸、それも、巨大な松茸を網で焼いて食べました。うーん、良い香り♪熱燗にホントぴったり。
まさしく至福の時間が、和知野川とともに静かに流れてゆく・・・。しあわせだ。
それなりに盛り上がったところで散会。寒いので撤収も早い。この季節の野宴会は早くはじめて早く終わるのが鉄則ですね。今回は成功。
熱燗とワイン組は予定通り為栗駅から輪行し、走りたい組は極楽峠を攻めに。突如、雨が降ってきたのですが、大丈夫だったのかな。寒くって時雨れたような雨でした。局所的な感じでしたが・・・。
私は荷物が多いので輪行決定。輪行を決めた時点で、熱燗やらワインやらをいただいてすっかりご満悦だったのですが・・・・なんてことだ、今日は荷物が多いので、集合場所の天竜峡駅近くまで車で来たのだった!まさにアホ。
仕方がないので家まで輪行した後、夜になってから車を回収しに行きました(苦笑;
以上、松茸サイクリングでした。また来年、松茸の季節に、ぜひ走りに行きましょう。みなさま、ありがとうございました。
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