豪雪地帯「冬の秋山郷」で自転車は乗れるか-その1-2007:03:10:03:55:28
長野県栄村の秋山郷という山里に、ここ数年通っているのです。豪雪被害で昨年話題になっていました。大雪で一週間ぐらい孤立してしまった集落です。
栄村は新潟県津南町のお隣です。長野県側から出かけると、いったん津南町に入って、もう一度栄村に戻るという道路事情で、秋山郷と外を繋ぐ道はただの一本。孤立もあり得るわけですね。
もっともこれは冬期の話で、雪のないシーズンは素晴らしい景色と、良質の温泉を求めて大勢の観光客が訪れる観光地らしいですけど。でも、昨年は夏の土砂災害も大変だったらしい。踏んだりけったりですね。
隊長一派が通うのは決まって冬なので、栄村と言えば雪のイメージ。「雪の壁」の中を自動車で行くわけですが、決まって温泉宿の方に「お車は四駆車ですか?」と確認されます。
確かに雪は半端じゃない。道中で、もっとも驚いたのはガードレールの無い区間があること。車一台分の幅しかない道路なのに(というか、だから)、雪のシーズンはガードワイヤーが外されてしまうのです。当然、道は圧雪、凍結状態。スリップでもして路肩を踏み外せば谷底へ・・。
以前、仕事で毎週秋山郷へ通っている同僚が、「落ちたらね、春まで発見されないの。雪が深くて埋まっちゃう(笑」って冗談で言っていたのを聞いていましたが、なるほど、雪は深いし、谷は深いし、こんな道路状況ならもっともな話です。そもそも、この話が自分を秋山郷へと導いたのですが・・・。
まあ、こんな風に面白おかしく書くのは、生活されている方々に対して失礼な話なんですが、地元の方々も、こういった秋山郷の一面を、長野県屈指の秘境としてPRされているようですから、良いのでしょう。
さて、そんな秋山郷で、隊長一派は温泉につかり、雪山で遊び、食っちゃ寝をして・・などなど、ごくごく普通の温泉道楽を毎年やっていたわけですが、今年はどうにも自転車を持ち込みたい気分になりまして、意を決して雪道仕様のMTBを積んで行くことにしました。
(追記:訓練記録「冬の秋山郷でサイクリング」)
果たして、豪雪地帯の秋山郷で自転車に乗ることはできるのでしょうか?実験開始です。もちろん、「自転車に乗る」というのは、サイクリングは可能なのか、またまた自転車通勤はありえるのか?というレベルを指すのでありますが結果は・・・。
雪道サイクリングには近所の飯田峠で少々覚えがある隊長でしたが、思えば、なるい雪道サイクリングをやっていたのかも。今回はすごかった。超少雪の秋山郷とはいえ、雪のボリュームが違う!そして、吹雪に見舞われる・・・うーん、目が開けられない。
こんな冬の秋山郷で雪道サイクリング実験?結果は次回へとつづく。